北朝鮮の国営メディアは、金正恩総書記の立ち会いの元、改良された2種類の新型対空ミサイルの発射実験を一昨日行ったと伝えた。発射実験は先週から行われているアメリカ軍と韓国軍の定例の合同軍事演習に対抗する狙いもあるとみられている。今月19日、韓国は軍事境界線を越えた北朝鮮軍兵士に対し警告射撃を行った。国連軍司令部は約30人の北朝鮮軍兵士が境界線を越えたとしたが、北朝鮮は「兵士は境界線の補強作業をしていた」と主張している。韓国は李在明大統領の下で北朝鮮との緊張緩和を図ってきたが、宣伝放送のスピーカー撤去といった措置を北朝鮮はほとんど無視するか非難している。