米国のトランプ次期大統領は実業家のイーロンマスク氏を重要ポストに起用すると発表した。飯田香織解説委員が「イーロンマスク氏はIT業界出身の53歳。トランプ氏と似た者同士ということで“シリコンバレーのトランプ”と呼ばれたこともある。2人ともカリスマ性があり注目を浴びることが大好き。批判を恐れずリスクを取る点が似ていると言われる。トランプ氏の再生に向けて180億円を超える献金をした効果もあってか、最近は仲良しぶりが際立つ。マスク氏は現在6つの会社を事実上経営している。トランプ氏との関係が事業に追い風になるとの期待から、電気自動車のテスラの株価は選挙の後30%上昇して、マスク氏の資産は今や47兆円。世界一の大富豪。献金の見返りは求めていないとしているけれども、宇宙開発事業ではNASAや国防総省との大型契約、自動運転やAI開発では規制緩和で自分のビジネスの利益を優先するのではないか、一種の行使混同になるのではないかと指摘されている。マスク氏は政府のいわば事業仕分けを担当する。兼業が禁止されているため自らは政府の中には入らないが、信頼できる部下や仲間を政府に送り込むと意気込んでいる」とスタジオで述べた。