トランプ大統領は9日に自身のSNSで「南アフリカへのすべての援助を止める」と表明。白人への差別などを理由に約4億4000万ドル(約670億円)の南アフリカへの援助を凍結する大統領令に署名。南アフリカは1994年のアパルトヘイト撤廃後も人口の約7%の白人が農地の約70%を所有。先月、国が土地を収用しやすくなる法律を制定。白人から土地を取り上げることが狙いという指摘も。トランプ政権では、南アフリカ出身・イーロンマスク氏が“黒人指導者は反白人的な姿勢を取っている”。マスク氏の主張がトランプ大統領に影響を与えた可能性があると指摘。南アフリカ政府はこの法律について“トランプ大統領の説明は誤情報と歪曲に満ちている。法律は半世紀近く続いたアパルトヘイトの過ちの是正を目的としたものだ”と反発している。