東京都の品川区はおととい、2024年度の当初予算案を発表した。目玉は「ウェルビーイング予算」で区民の不安や不満を取り除き、未来に希望が持てる社会を作るための予算。森澤恭子区長は日本の幸福度について「日本は47位と低い」等としている。予算では「学用品の無償化(都内で初めて)」、「携帯トイレを全区民に無償配布」、「個人宅向けの防犯カメラの設置費用を助成」、「防災チェアを共同住宅に無償配布」とが入っている。所得制限は無い。「学用品」や「トイレ」が選ばれた理由は去年8月に中学生を除く15歳以上の全区民向け、区立の小・中学校に通う児童、生徒向けにアンケートを実施し、区民のニーズや幸福実感度を分析したという。財源は事業の無駄をカットして20億円を捻出した。区のイベントの飲食の提供廃止や、コールセンター事業での委託経費の見直しを行ったという。森澤恭子区長は丸岡いずみさんの日テレ時代の後輩だそう。野村修也さんは「日本の幸福度の調査は低い。GDWが今世界のトレンドになっている。ウェルビーイングがどのくらい充実しているかで国のランキングを付けている」等とした。