ウォール・ストリート・ジャーナルの記事は協議について「まだ初歩段階」のしつつもトランプ大統領と習近平国家主席それぞれの誕生日がある6月に首脳会談を行うことが模索されていると伝えている。米中の対立が激しさを増すなか「バースデー・サミット」を開くことで両国関係の融和を演出する狙いがあるという。特に中国側は対談をきっかけにアメリカとさらなる関税や輸出規制の回避に向けた交渉を始める思惑があるとしている。一方、中国政府は10日、アメリカから輸入する農産物など740品目に対し追加関税を発動した。トランプ政権が4日、中国への関税を10%引き上げたことへの対抗措置で、小麦やトウモロコシなどに15%、大豆や豚肉などに10%の関税を追加で課す。中国外務省は会見で「相手を傷つけようと始めたことで自らが傷つくことになる」と警告し、アメリカに政策の転換を求めた。
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