イスラエル・イラン両国の攻撃の応酬が始まってから1週間。イスラエル市民はシェルターに避難する日々が続いている。イスラエル政府によるとこれまでに各地で、計24人が死亡・830人以上が負傷した。イスラエルにいる日本人の退避も開始した、隣国ヨルダンへ移動するという。イスラエルででは民間航空機の運行が停止していることから、船で国外を目指す人が増えている。一方、イスラエルもイランへの攻撃を続けていて、イランではこれまでに600人以上が死亡した。外務省によると、イランの在留日本人らも今日テヘランを出発し、隣国アゼルバイジャンに向けて陸路で移動を開始した。イスラエルとイランで応酬が続く中、注目されているのがトランプ大統領。米がイランへの攻撃に踏み切るのかが焦点となる中、「トランプ大統領がイラン攻撃計画を承認した」との報道が。しかし、イランに核開発放棄の意思があるか見極めるため、最終的な命令は保留していて”攻撃参加の可能性”を示すことで、イランに譲歩を迫る狙いがあるという。こうした中、きょう午後中国とロシアの電話会談が行われ、イランの核開発問題について対話を通じて解決すべきだとする考えで一致した。また、ドイツ・フランス・イギリスの外相が20日、スイスでイランのアラグチ外相と核問題について協議を行うという。
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