ロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席は3日、上海協力機構の首脳会議に合わせカザフスタンで会談し、プーチン氏は「両国の協力は世界を安定化させる主要な要因の一つだ」と結束をアピールした。これに対し習主席は「両国の各分野での協力は着実に進んでいる、双方は両国の合法的な権益と国際的な規範を守るために努力すべき」と応じた。また、プーチン氏は上海協力機構について「公正で多極的な世界秩序の重要な柱だ」と強調した。4日の全体会合ではロシアと同盟関係にあるベラルーシの加盟が正式決定される見通しで、ウクライナ侵攻を巡り対立を深める欧米への対抗軸と位置づけたい狙いもうかがえる。