IEA(国際エネルギー機関)に加盟する32カ国は11日、備蓄石油から過去最大規模となる4億バレルの協調放出を全会一致で決定した。協調放出はロシアがウクライナに侵攻した2022年以来4年ぶりで、IEAのビロル事務局長は「石油市場は前例のない試練に直面している」と意義を強調した。各国の状況に応じて適切な時期に実施されるとしている。G7(主要7カ国)の首脳はオンライン会合を開き、フランス・マクロン大統領は今回の放出量がホルムズ海峡軽油の輸出量の20日分に相当するとして協調放出の決定を歓迎した。G7はエネルギー需給の安定に向けて足並みをそろえる重要性を確認した。
