東京・武蔵野市の卵かけご飯専門店を取材すると今月、卵の高騰で値上げを決断したという。JA全農たまごによると、東京地区のMサイズの卸売価格は3カ月連続で上昇し、きのう時点で275円と今年の最高値を更新。原因の1つが記録的な猛暑。厳しい暑さでニワトリが夏バテし卵の生産量が減っている。名古屋市では苦肉の策としてフライパンのサイズを小さくし使用する卵の量を減らすことでオムライスの値段を据え置きにしたという店も。他にもウズラの卵を使用するなど工夫を凝らしているという。卵高騰でスーパーマルサン越谷花田店では先月までMSサイズを107円で販売していたが、今月から129円に値上げしたという。卵の高騰について東京農業大学元教授・信岡誠治さんは「クリスマスケーキ、おせち料理などの材料として卵が一番使われる時期なので、これから卵の値段はもう一段上がる」と指摘。