かがくの里のウナギプロジェクト。近年、ウナギが激減している。ウナギは生長しながら日本にやってきて池や沼で成長し、産卵に向かうためオス、メスは海に戻る。近年は環境の変化で生息場所が減少し、天然ウナギは減少し絶滅危惧種に指定された。市場の99%は養殖ウナギ。千葉先生は自然に近い環境でウナギを育てることで詳しい生態が分かれば生息数を増やせると考えた。そこで、稚魚100匹を里の池に放ち、6年に渡り成長を観察してきた。
稚魚を池に放ってから2週間後、ウナギがシートを登ろうとしている。これは、正の走流性。水の流れに魚が反応し、流れに逆らって泳ぐ性質のこと。華厳の滝を登ることもできるという。滝を泳ぐのではなく、岩壁をのぼるのだという。陸上で皮膚呼吸ができるウナギは粘液を出して乾燥から守り皮膚呼吸で酸素を取り入れている。湿度の高い場所であれば長く生きていられる。
池には千葉先生が自作した竹筒や塩ビ管などを寝床として入れていた。ウナギは細長く狭い場所を居場所にする性質がある。寝床を引き上げてみると、中にはちゃんとウナギがいた。ウナギには泥や砂の中に潜る性質もある。ウナギは寝床がないと24時間動き続けてしまう。天然ウナギは何年もかけて成長するが、養殖ウナギは半年~1年で出荷サイズにまで成長する。
成長する過程で性が決まるウナギ。養殖だと9割がオスになる。かがくの里のような自然に近い環境で育てばメスも出るのか調べる。成長したウナギを捕獲して調べてみると、17匹中オス7匹、メス10匹という結果になった。このことから半分の割合でメスが誕生することが分かった。
里の池のウナギはエサを与えず自然のまま育っている。何を食べているのか?水中カメラを設置してみた。
稚魚を池に放ってから2週間後、ウナギがシートを登ろうとしている。これは、正の走流性。水の流れに魚が反応し、流れに逆らって泳ぐ性質のこと。華厳の滝を登ることもできるという。滝を泳ぐのではなく、岩壁をのぼるのだという。陸上で皮膚呼吸ができるウナギは粘液を出して乾燥から守り皮膚呼吸で酸素を取り入れている。湿度の高い場所であれば長く生きていられる。
池には千葉先生が自作した竹筒や塩ビ管などを寝床として入れていた。ウナギは細長く狭い場所を居場所にする性質がある。寝床を引き上げてみると、中にはちゃんとウナギがいた。ウナギには泥や砂の中に潜る性質もある。ウナギは寝床がないと24時間動き続けてしまう。天然ウナギは何年もかけて成長するが、養殖ウナギは半年~1年で出荷サイズにまで成長する。
成長する過程で性が決まるウナギ。養殖だと9割がオスになる。かがくの里のような自然に近い環境で育てばメスも出るのか調べる。成長したウナギを捕獲して調べてみると、17匹中オス7匹、メス10匹という結果になった。このことから半分の割合でメスが誕生することが分かった。
里の池のウナギはエサを与えず自然のまま育っている。何を食べているのか?水中カメラを設置してみた。