5日、ロシア第2の都市サンクトペテルブルクで始まった世界最大級の国際経済会議。136の国と地域から企業や政府関係者などが参加する。欧米による経済制裁が続く中、ロシアは新興や途上国との協力で孤立を回避したいねらい。これに合わせ、プーチン大統領は外国メディアとの会見を開いた。核兵器使用の可能性をにおわせ、米国などのウクライナへの武器供与に反発する姿勢を示した。また、北方領土問題を含む日本との平和条約締結交渉についても言及し「継続する条件が今はない」と指摘。2国間の対話を困難にしたのはロシアではないと主張し日本側に責任を転嫁した。