中国・習近平国家主席とロシア・プーチン大統領は上海協力機構の首脳会議が行われていたカザフスタンで会談した。ウクライナ情勢を巡って対立する欧米に対し、両国の結束をアピールしたロシア・プーチン大統領。中国・習主席は「両国の正当な権益と国際関係の基本原則を守る努力をすべきだ」とコメント。こうした中、上海協力機構の首脳会議は、参加国の首脳らによる全体会合が開かれ、ロシアの同盟国、ベラルーシの正式加盟が承認された。中国やロシアは、欧米とは異なる独自の枠組みとして拡大を目指していて、去年はウクライナ侵攻を巡ってロシアを支援しているイランも正式加盟している。今回、ベラルーシの加盟が承認されたことで、欧米主導の国際秩序に対抗する枠組みとしての性格がさらに強まった形。