18日、アメリカのルビオ国務長官やロシアのラブロフ外相などが出席して米露高官による会合が行われ、それぞれの発表によると会合ではウクライナの停戦の実現に向けた道筋を模索するため、双方が新たに高官級の交渉チームを設けることで合意した。これについてトランプ大統領は、ウクライナの停戦の実現に向けた協議の進展に自信を示した。一方、ウクライナ抜きで会合が行われたことにゼレンスキー大統領は改めて不快感を示し、トランプ大統領はゼレンスキー大統領を非難した。FOXニュースの記者はSNSで、アメリカとロシア両国の高官が3段階からなる和平合意の枠組みを検討していると伝えた。枠組みは戦闘の停止、ウクライナの大統領選挙、最終的な合意の署名という3段階。外交筋の話として、「大統領選挙の実施が停戦の実現に向けて重要な条件だ」と伝えている。米露は選挙が行われた場合、ゼレンスキー大統領の再選の可能性が低いと見込んでいるほか、プーチン大統領は「ゼレンスキー氏以外が大統領になれば交渉や譲歩を行うと考えている」と話している。トランプ大統領はそう遠くない将来、プーチン大統領と対面での首脳会談を行う意向を示しているが、協議に参加した高官らは「首脳会談の日程は決まっていない」と話している。