緊急協議が行われるフランス・パリからヨーロッパ総局・向井麻里記者が解説「緊急の非公式協議は、フランスの大統領府で行われる。多くのメディアが集まっている。警備が厳しくなっている。今回の会議、フランス・マクロン大統領の呼びかけで週末に調整が行われ、急きょ開かれることになった。ヨーロッパ各国の危機感の表れともいえる。焦点は、ヨーロッパは結束して行動できるのか。中でも注目されるのが、戦闘が終結したあと、平和維持を担う部隊の派遣。以前からフランスなど一部の国で検討されていると伝えられているが、イギリス・スターマー首相が、前向きに検討することを会議を前に新聞への寄稿で明らかにした。ただ簡単に実現するものではなく、各国の考え方には温度差もある。各国はトランプ政権からウクライナの安全を確保するため、何を提供できるのか、提示を求められている。部隊の派遣も含め、さまざまな選択肢を議論すると見られ、その内容が注目される」。