アメリカのルビオ国務長官、ロシアのラブロフ外相が出席し、ウクライナへの軍事侵攻巡り停戦に向け協議が始まった。アメリカのトランプ大統領はロシアのプーチン大統領との会談について非常に近い時期もあり得ると述べたほか、「トランプ政権側がヨーロッパ当局者に4月20日までに停戦実現したい意向を伝えていた」と報じられた。今回の会合で米ロ首脳会談の開催に向けた準備や、ウクライナ情勢に関する今後の交渉準備などについて協議すると明らかにしている。ルビオ国務長官は「ロシアが真剣かどうか判断する」とコメントし、ウクライナのゼレンスキー大統領は「会合について知らなかった、ウクライナ抜きのいかなる合意も認められない」と強く反発した。またヨーロッパからも自分たち抜きで交渉が進むことへの警戒感が広がっている。17日、フランスではマクロン大統領の呼びかけでドイツやイギリスの首相らが参加する緊急の会議が開催され、停戦後に平和維持担う部隊を派遣するか話し合ったとみられている。イギリスのスターマー首相は、イギリス軍の派遣検討の用意はあるとした一方、ドイツのショルツ首相は部隊派遣の議論は時期尚早だとしている。