続いてはスペイン・アルヘシラス港から来たコンテナ。リーファーコンテナで温度は10℃で平和と知恵の象徴とされているものが入っているなどのヒントから「オリーブの木」と推測。正解はオリーブの枯木。今回輸入したのは樹齢100年以上の古木で風格のある姿が楽しめ人気が広がっているという。英国チェルシーフラワーショーで12回も金賞を受賞したことがある石原和幸さんによると、日本ではオリーブの歴史は浅く古木は日本にはなくいわゆる洋風のおしゃれ盆栽であるなど説明した。オリーブの木が栽培されているアンダルシアでは総数3億本以上ある広大な畑がある。もともとはオリーブを採る用の木だったが、幹の形などが特徴的な木が鑑賞用として選別される。葉などがない理由は植物検疫のためで全て切り落とすことが義務付けられている。そのため植え替え時期のタイミングが大切で気温が低い時期は成長が鈍い常緑樹は4月頃が植え替えベストシーズンで温度10℃にすることで休眠状態にしている。輸入後は農園で植え替えられ、気候に合わせるため休ませ、1年後には葉などが生える。