天皇皇后両陛下はきょう午前、政府専用機で東京の羽田空港を出発し、現地時間の22日午後に英国の首都ロンドンに到着される。天皇皇后が国賓として英国を訪れるのは、昭和46年の昭和天皇と香淳皇后、平成10年の上皇ご夫妻に続いて3回目。4年前に当時のエリザベス女王から招待を受けて両国の間で公式訪問の調整が進められたものの、新型コロナの感染拡大を考慮して延期されていて、今回、チャールズ国王からの招待で実現することになった。両陛下は25日に国賓として歓迎式典やバッキンガム宮殿で開かれる晩餐会に臨まれる。また、天皇陛下は27日にウィンザー城にあるイギリス王室の墓所を訪ね、エリザベス女王と夫のフィリップ殿下の墓に花を供えられる予定。そして、現地日程最終日の28日には、皇后さまとともに、かつてお二人が学んだオックスフォード大学を訪問し、29日に帰国される予定。イギリス王室に詳しい関東学院大学・君塚直隆教授は「昭和・平成・令和の天皇が続けて訪英することには大きな意味があり、より未来志向を目指していくような訪問になるのでは」などコメントした。
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