オリックス’20育成ドラフト1位・川瀬堅斗投手は高卒4年目の昨シーズン支配下契約の夢をかなえた22歳。1軍で8試合に登板し、去年9月13日にはソフトバンクで活躍する兄・川瀬晃との兄弟対決の夢をかなえた。5人兄弟の末っ子として生まれた川瀬は5つ年上の兄を追い3歳から野球を始めた。2015年兄・晃はソフトバンクから指名を受け先にプロの入り、川瀬堅斗は中学3年の秋交通事故で頭蓋骨骨折の大けがを負い生死をさまよった。普通の生活もできるか分からない状態から奇跡的に回復し約1カ月半で退院、兄と同じ大分商業高校に進学し2020年育成選手としてオリックスに入団した。支配下契約を掴んだ川瀬は兄弟で活躍する姿を家族に見せたかったといい、それが実現した。今キャンプでは一軍で通用する球の強さを追及、リリース後も右足を残す新フォームに挑戦している。