4年に一度開かれるオリンピック。この夢の舞台でかつての強さを取り戻そうともがいた選手がいた。競泳の池江璃花子選手は白血病を乗り越え、8年ぶりに個人種目に出場した。大会の9ヵ月前、池江選手は練習拠点をオーストラリアに移していた。自らの可能性を信じ、ハードなトレーニングで追い込んだ。そして池江選手は競泳女子100mバタフライの準決勝で6位。目標の決勝に進めなかった。池江選手は「人って悔しさを経験しないと成長できないので今はそう思うしかない。4年後リベンジに戻ってきたい」などと話した。そんな池江選手にライバルのルイース・ハンソン選手は「あなたがここに戻ってきたことは多くの人に勇気を与えた」と声をかけた。