10月に入っても姫路や広島など各地で真夏日が続出。歴史的残暑で秋や冬の味覚に異変が。本来10月1日のきょう、水揚げ解禁となる冬のカキ。ことしは厳しい残暑の影響で水揚げ解禁が3週間遅れる形となった。気象庁によると9月の瀬戸内海(安芸灘、伊予灘)の海水温は平均28℃で平年と比べて3℃高い。水温が高いと生育が悪くおいしいカキにならない。異例の残暑は名産品にも影響を与えていた。宮城県石巻市、震災復興のシンボルとして特産化が進められているオリーブが収穫期。最高品質のエキストラバージンオイルにするため実は熟す前の鮮やかな緑色の状態で収穫。ことしは気温が高い日が多かったため生育が良く、去年より10日早い収穫で、この地区での収穫量は去年の2倍の1200kgを見込んでいる。収穫した実は石巻市の施設に運ばれオリーブオイルに加工される。