- 出演者
- 薬丸裕英 峰竜太 山田五郎 井ノ原快彦 中原みなみ 中野美奈子 石倉三郎
オープニング映像。
小豆島には5つの港からフェリーが出ているが、中でも最短ルートで便数も多い高松港からは土庄港か池田港のどちらかに着くフェリーが6時台から20時台まで26本運航していて、車を借りておけば快適な島旅が楽しめる。小豆島までの船旅は約1時間で、出港するときつねうどんを目当てに売店に行列が発生する。
小豆島はひとつの島に見えるが本当と前島に分かれていて、2つの島を土渕海峡が隔てている。最も狭いところは9.93mで、平成8年には世界一狭い海峡としてギネス世界記録に認定された。
小豆島は30以上の港がある漁業の島で、島民の台所「魚伝」には瀬戸内の地魚が揃う。中でも今話題なのが3年前に池田漁業協同組合で養殖を開始した牡蠣で、夏でも美味しいと評判とのこと。オンラインショップでも購入可能で、生でも美味しいが漁協のオススメは酒蒸しで、島の名産であるオリーブオイルと合うそう。
小豆島といえば日本三大そうめんの産地でうどんも美味しいはずだが、島にはラーメン屋が多く、島民もうどん以上にラーメン好きが多いそう。昔から醤油の産地だったこの島では濃い目の醤油スープが人気で、島の人気店では豚と牛2種類のチャーシューを使用するのがおなじみとのこと。また島にある多くの店で麺の量を選択でるほか、早朝にいただける朝ラーメンはひと仕事終えた漁師や夜勤明けの人などに人気だそう。
離島といえば人も店も少なめで不便なイメージだが、小豆島は人口約2万5千人と離島にしては多めで、大型スーパーから総合病院まで生活に必要な施設も充実している。全国チェーンの店も多く、離島とは思えないほど不便なく生活できる点も小豆島の魅力。一方でマクドナルドやミスタードーナツなどは島に無いため島外に出ると食べたくなるそう。
小豆島出身という石倉三郎は秋祭りが凄くきれいなどと話した。香川にUターン移住したという中野美奈子は年に2度ほどは家族でフェリーに乗って小豆島へ行くなどと話した。
元々そうめん工場だったという建物は、現在SEASiONというおしゃれなカフェに変わっている。小豆島に惚れ込んだ建築家がコロナ禍で寂しくなった島を盛り上げようとリノベーションしたそうで、瀬戸内海を一望できる開放的なテラスが特等席。大正時代の古民家を改装した「珈琲とおやつ タコのまくら」は小豆島出身のご主人が11年前にオープンさせたカフェで、人気のスイーツには島の農家から仕入れた食材を使用している。また夏にはかき氷屋にチェンジし、自家製のシロップにも島の食材を使用しているとのこと。
瀬戸内 小豆島 BEST20の14位は迷路のまち。土渕海峡の南側一帯は地元民でも迷うほど複雑に入り組んだ路地迷宮だった。南北朝時代、海賊の侵入に添えて街並みが完成。彷徨っていると京都のような路地に迷い込んだ。奥には、小豆島 八十八ヶ所霊場の第58番奥の院 誓願之塔。中野美奈子はレンタカーで行くときはコンパクトカーで行くほうがいいと勧めていた。
13位は小豆島石。工事や土地の境界・地図の作成などの基準になる標識「基準点」は、全国に13万個ありそのほとんどが石でできている。小豆島はその石の産地である。鎌倉時代から上質な花崗岩の産地で皇居や大阪城の石垣などに使われ、明治から基準点に採用された。小瀬石鎚神社の御神体である巨大岩「重岩」はパワースポットとなっている。
12位 中山千枚田。日本の棚田百選に選ばれた棚田で、南北朝時代から江戸時代に作られたと言われている。
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11位は魚がおいしい店。「島活」は昭和62年創業、予約がなかなか取れない人気店。この日はサワラをはじめ地元の地魚を使った、造り盛り合わせを提供した。小豆島島鱧は2016年に四海漁協がブランド化した鱧。上質で筋肉質な甘い身が特徴。炉便村のアコウの煮付けなどを紹介。アコウとはキジハダのことで関西・瀬戸内海ではアコウと呼ばれる。炉便村の鹿野さんと石倉三郎は同級生。
10位はオリビアン小豆島 夕陽ヶ丘ホテル。瀬戸内海ビューのリゾート気分に浸れる絶景ホテル。夕陽の美しい宿の全国3位に選ばれており、約50種類のビュッフェなどが楽しめる。つづいて2019年オープンの海音真里を紹介。こちらも瀬戸内海ビュー。夕食は島の名産尽くしのオリーブ会席。小豆島産オリーブオイルを和食とのペアリングをテーマに作られた。
9位 かどや製油 小豆島工場。かどやの純正ごま油は、かどや製油 小豆島工場で作られている。創業は安政5年(1858)。手延べそうめんの乾燥防止のために製造された。現在は年間2万トン以上を製造している。
8位 最高のロケーション。小豆島の絶景を紹介した。日本三大渓谷美のひとつ寒霞渓。1日2回ほど干潮の際に現れる砂の道、エンジェルロード。魔女の宅急便のロケ地、オリーブ公園。富丘八幡神社は海に面した高台の頂上に立つ穴場スポット。小豆島でもトップクラスの絶景が楽しめる。
7位 瀬戸内国際芸術祭。アートの島として知られる「直島」をはじめ、瀬戸内海の島々では2010年から3年に1度アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」が開催される。小豆島では44の作品が展示されている。中山千枚田にある「抱擁・小豆島」は小豆島産の竹を約4000本使用。
伝統と絶景と穏やかな海 「瀬戸内 小豆島」。いまから400年前、奈良から三輪そうめんの技法が伝わった。棒にかけて細く延ばす。太くコシが強めだ。棒にかかった部分はふしめんという。小豆島町立小豆島中学校ではふしめんが入った味噌汁ふし汁がメニューにある。銀四郎麺業では、食事処別邸 銀四郎を開店。「生素麺」がある。乾燥前の生麺を使う。
瀬戸内SUPリゾート碧がある。SUPも楽しめる。波がおだやかなので小さな子どもたちも楽しめる。湖かと思われるほど穏やかだ。安心の瀬戸内海だ。島中が釣りスポットになっている。真鯛も釣れる。高級魚のアコウも。ベタ凪だという。小豆島の人はこころが穏やかだ。