- 出演者
- 薬丸裕英 峰竜太 山田五郎 井ノ原快彦 中原みなみ 谷原章介 ヒコロヒー
オープニング映像。
横山でひときわキラキラなエリアがみなとみらい。しかしみなとみらいから桜木町駅を挟んだ反対側に行ってみると、いぶし銀の世界に一変する。酒好きの聖地、野毛に出没する。アド街が13年ぶりに出没してみると、野毛にワクワクするような異変が起きていた。野毛エリアには桜木町駅か日の出町駅からアクセス。
横浜 野毛 BEST20の20位は、野毛呑み。野毛に近年起こった異変とは。おじさんの街だったのが今は若い人のほうが圧倒的に多いという。以前と比べて若い女性客をよく見かけるようになった。若い世代が入りやすいお店も増えている。チャコールスタンド野毛は、電気会社の倉庫をリノベーションした酒場。オーナーの高村峻允さんは、野毛が酒場としてずっと続いていくように、少しでも若い人たちに来てもらって野毛の酒場の文化を感じてもらえるような場所が作れたらと思いこの店を作ったという。ポテトサラダはフライドオニオンたっぷり。何軒かはしごして締めになってくるのはミルピグ野毛クラフト。若い女性がワインとともに味わっていたのはケーキ。お酒とケーキが主役のよう。店主はもともと洋菓子店を営んでいたそうだが、外国人のお客さんにシャンパンに合うからケーキを作ってと言われて、ケーキとお酒を試してみたら珈琲よりおいしい、お酒とケーキは合うと気づいたという。スペシャリテはゴルゴンゾーラチーズケーキ。このスタイルにお酒好きのオジサマもはまっている様子。
横浜 野毛 BEST20の19位は、くじら。野毛の古株の居酒屋でよく見かけるのがくじら料理。東京の酒場を比べると圧倒的に鯨料理が充実している。昭和20年創業の大門もくじら料理が人気の酒場。三代目の三井伸之さんに野毛にくじらが多い理由を聞くと、桜木町ぴおシティの前の道路が昔は川だった、埋め立てて道路にしているので、当時川っぷちのところに屋台が並んでいて屋台で鯨の肉を売っていたという。その通りがクジラ横丁と言われていたと聞いているという。さえずり(舌)や鹿の子など野毛の歴史を物語る名物がある。
横浜 野毛 BEST20の18位は、リーゼント居酒屋 酒蔵けんちゃん。名物はリーゼントで決めている店主の大友健さん。中学生の時からリーゼントを貫いている。店主は、ぎんざNOW!に舘ひろしさん(率いる)クールスが出てきて、しびれちゃって、コレしかねえな!と思って、そこからオレの人生が狂ったと笑っていた。けんちゃん特製 ふわふわさつま揚げが名物。
横浜 野毛 BEST20の17位は、日本近代水道最古の水道管。ショッピングセンター ちぇるる野毛の裏手にある野毛三丁目公園に歴史的なモニュメントがある。日本近代水道の父、ヘンリー・スペンサー・パーマーの指導で明治20年、日本初の近代水道が横浜に誕生。旧野毛山浄水場で浄水されていた。この記念碑は当時の水道管を使ったもので、日本の近代化を担った歴史遺産。
横浜 野毛 BEST20の16位は、コテイベーカリー。神奈川県立音楽堂に続く音楽通りの通り沿いにある。お店は大正5年創業。昭和っぽい素朴なパンで愛されている。ご主人自慢の品が極厚シベリア。その横にはクリスマスツリーに飾られたシベリアのオーナメント。店には巨大なシベリアのフィギュアで、奥さんの馬中いつ子さんが作ったという。
横浜市出身の谷原章介は、高校出てちょっとしたぐらいから野毛に行くようになったが、その頃はおじさんがいっぱいいて造船所もあって、怖かったという。ヒコロヒーはバイきんぐの小峠英二が良く誘ってくれるといい、急に深夜11~12時位に野毛いるから来い!と呼ばれたりするという。峰竜太は、コテイベーカ ーに行ってきたといい、あの羊羹が意外とあっさりした水ようかんだと話していた。山田五郎は、ザ・ゴールデン・カップスのエディ藩さんという方が作った名曲で、横浜ホンキートンク・ブルースを原田芳雄などが歌い継いできたといい、この曲をエディ藩さんは野毛の立ち飲み屋で競馬中継をみているときに閃いたというエピソードを紹介した。
横浜 野毛 BEST20の15位は、2020年オープンのビストロ アンクール。店主の久力壮史さんは、20年前からずっと野毛に週5で飲みに来ていたなどと語っていた。前菜の盛り合わせ(ハーフサイズ)は自家製のハムなどがもりもり。シェフのスペシャリテは、ハンバーグで牛フィレ肉を包んで焼いた「牛フィレ肉のハンバーグ仕立て フォアグラポワレ添え」。
横浜 野毛 BEST20の14位は、野毛の2大ピンチ。野毛はかつて町が寂れてしまった時期が2度あった。戦後、野毛には闇市がたち、野毛に行けば何でも揃うと言われ賑わった。そして高度成長期には行専業が活発になった。今のみなとみらいにあった、三菱重工業 横浜造船所の労働者が仕事終わりに野毛でのみ街が大いに栄える。しかし1983年、造船所が移転し、お客さんが激減。野毛飲食業協同組合の田井昌伸さんは、前理事長が大道芸とかイベントを色々を初めて、それで今があるのかなと思うと語った。1986年に始まり今も続く野毛大道芸。しかし2004年に第2のピンチが襲いかかる。それがみなとみらい線の開業に伴う、東急東横線 旧桜木町駅の廃止。東横線ユーザーが野毛に立ち寄らなくなってしまった。すっかりさみしくなってしまった野毛の町。けれどもおしゃれなバーをやっている若い人たちが独立を目指してやってきたという。そんな店の一つがイタリアンバル BASIL。代表取締役の奥山雄さんは、当時は家賃も安くで若い人たちがチャレンジできる街だったと語る。野毛に系列店を増やし、街に新しいお客さんを呼び込んだ。山田五郎は、若い人を集めるのはおしゃれな再開発より家賃が安いこと、それが一番だと語った。
横浜 野毛 BEST20の13位は、みかさ。昭和28年創業のお好み焼き屋で、マグカップに入った生地は粉や野菜をあらかじめねってひと晩寝かせたもの。看板メニューはのげ焼き。麺と具材を細かく刻みながら炒め、ソースで味付けしたら溶いたタマゴに入れて再び鉄板で焼き上げる。
横浜 野毛 BEST20の12位は、クックパック ツルオカ。初代と二代目、親子で営むステーキハウス。初代は元アイスホッケー選手で今もトレーニングを欠かさない。ハンバーグにはなんと100g超えのチェダーチーズを乗せる。お客さんの9割が注文する名物がスペアリブス。初代が修行した横浜元町のシェルブルー(閉店)のスペシャリテを受け継いだ。スペアリブス ガーリックトースト付きの誰のおいしさは悪魔的。
横浜 野毛 BEST20の11位は、JAZZ。down beatに、1980年に創業したpapa johnはJAZZなくしては語れない。日本のジャズ文化の発展に努めた故吉田衛さんが1933年野毛にジャズ喫茶 ちぐさをオープン。しかし2007年に再開発により閉店。その5年後常連客の協力により、野毛で場所を変えて復活すが建物の老朽化のため再び閉店。しかし今、隣町の関内に行ってみると、雑居ビルの一室にちぐさの看板を発見した。ミュージッククロニクル Yokohamaはちぐさのレコードや音響機器を保全するためのコミュニティスペース。保存会のメンバーでちぐさで働いていた笠原さんは、野毛での復活を願っている。
およそ600件の酒場が集まる野毛。1998年の創業の「Bar King」はリーゼントやスカジャンが似合う浜っ子が集まる。人気メニューは「本牧スタイルピザ」。1955年創業の山荘には当時のままのジュークボックスが動いている。ミントリキュールを使った「山荘カクテル」や「大根餅」が味わえる。谷原章介は秘密のBAR「One Many」を紹介。入口に電話が置かれていて“あること”をすると入店できる。
1946年創業のセンターグリルは「スパゲッティーナポリタン」が名物。1938年創業の洋食キムラは「マカロニグラタン」や「カニクリームコロッケ」などが味わえる。80年以上継ぎ足してきたデミグラスソースは自家製の梅酒でコクを足している。一番人気は「ハンバーグセット」。おととしには花咲町店がオープン。人気は「牛すじのシチュー」で店にはロックバンド・KISSのポップが飾られている。
人気の中華店・三幸苑は9年前に店主が高齢のため閉店。従業員のリン・トクランさんが店主の思いを受け継ぎ2017年に野毛で再オープン。「たんめん」もそのままの味で受け継がれている。パスタに似て非なる「ちゃーめん」は背徳的な旨さ。大来派の谷原章介はオリジナルの食べ方を紹介。
年間15万人以上を動員する野毛大道芸。兄弟ジャグラー・桔梗篤・崇兄弟を紹介。桔梗ブラザーズはシルク・ド・ソレイユに公式登録されるなどグローバルに活躍。