アメリカで今、徐々に普及し始めているのが自動運転の車両を使ったタクシー。テキサス州オースティンで最近見かけるようになったのが完全無人のロボタクシー、配車アプリの最大手ウーバー・テクノロジーズが運行を担い、今月からアプリを通じてロボタクシーを呼べるサービスを開始した。開発したのはグーグルの親会社アルファベット傘下のウェイモ。ウーバーは、ウェイモなど自動運転の車を開発する企業との連携を今後さらに拡大していく方針。巨額の費用がかかる車両の開発は外部に任せウーバーはサービスエリアの拡大に力を入れる戦略。ウーバーが新たに設けたのが24時間体制でロボタクシーの点検や消耗品の交換などを行う整備拠点。車両の整備や充電をウーバー側が担うことでメーカー側は車両の開発により専念できるようになるという。近く、ジョージア州にも同様の連携を広げる計画。ロボタクシーの普及を進めたいウーバーは日本への展開にも意欲を示した。アンドリュー・マクドナルド氏は「われわれの計画はロボタクシーを世界都市で増やし続けること、より多くの国でパートナーを増やしたい。日本は最終的にロボタクシーを投入したい市場」とした。