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「カシロダケ」 のテレビ露出情報

4年前ご招待したブノワさん続いて、神奈川・大磯町にあるばれん工房 菊英の本ばれん職人・後藤英彦さんを訪ねた。後藤さんは日本唯一の本ばれん職人。ばれんの構造を見て写真を撮るブノワさん。後藤さんはばれんの当皮を一つを作るのに6~8ヵ月かかると説明した。当皮の和紙は明治時代の大福帳の紙を使用する。和紙を50枚貼るのに最低50日間必要。漆を塗り重ねて当皮ができる。
後藤さんは摺師が一日使う道具のため軽く弾力性が必要と説明。そして作品の仕上がりを左右するのがばれん芯。福岡・八女市のみで生育するカシロダケを使う。10年前に生産者が廃業、後藤さんは自らカシロダケの竹林を整備している。使える僅かな部分のカシロダケをカットし水に浸してさらに選別する。細く割いた竹の皮でばれん綱を編む。さらに合わせて太いものを作っていく。円形に巻いたら完成。
そして後藤さんがブノワさんに相模湾を一望できる高台に案内。なかでも後藤さんが見てほしかったのが富士山を眺める景色。ブノワさんは自身の作品、使っているばれんを後藤さんに見せた。中身はナイロン製のばれん芯。後藤さんはこの道具でよくやっているとコメントした。後藤さんは中身が違う5つのばれんを用意。違いはばれん芯。摺師は場所によってばれんを使い分けるという。ブノワさんが試してその違いを体験した。
そして、ブノワさんはばれん職人の後藤さんと月宮で乾杯しいなり寿司などを食べた。後藤さんは奥さんと美術学校で知り合った。ブノワさん夫婦も美術学校で知り合ったと語った。

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