9日、カナダでトルドー首相の後継を選ぶ与党自由党の党首選挙が行われて、中央銀行の総裁を務めたカーニー氏が新たな党首に選ばれた。日本時間の未明、カーニー氏が新しい首相に就任した。カーニー氏は関税措置で圧力を強めるアメリカのトランプ大統領を名指しで激しく非難し、報復関税などで対抗していく姿勢を強調している。一方、アメリカのトランプ氏は「カナダはアメリカの51番目の州になるべきだ」などと、繰り返しカナダを挑発している。85%を超える圧倒的な支持を集めて当選したカーニー氏が、トランプ氏とどう対じしていくのか注目される。