2025年3月15日放送 6:30 - 7:00 NHK総合

NHKニュース おはよう日本

出演者
南利幸 井上二郎 赤木野々花 
(ニュース)
最優秀作品賞に「侍タイムスリッパー」

ことしで48回目となる日本アカデミー賞。きのう、東京都内のホテルで各賞が発表された。最優秀作品賞に選ばれたのは、安田淳一監督の「侍タイムスリッパー」。低予算で作られた自主制作映画で、当初は1つの映画館だけで上映されていたが口コミで徐々に人気を集め、全国各地で上映されるヒット作となり、映画界の大きな話題となった。また、最優秀主演男優賞は「正体」で刑務所から脱走した死刑囚を演じた横浜流星さん。最優秀主演女優賞は「あんのこと」で母親に虐待され、過酷な人生を送る女性を演じた河合優実さんがそれぞれ選ばれた。

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備蓄米の入札 落札価格 60キロで2万1000円余

コメの価格高騰が続くなか、流通を円滑にするために今月10日から行われた入札は、JA全農などの集荷業者が参加した。江藤農相は、対象となった15万トンのうち9割以上が落札され、落札価格の平均は60キロあたり2万1217円だったと発表した。スーパーでのコメの平均価格はこの一年で右肩上がりとなっている。落札された備蓄米は、今月下旬以降スーパーなどの店頭にならぶ見通し。販売価格は精米や輸送などのコストを踏まえて決まっていくことになる。

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ウクライナ人留学生”日本で生きたい”

大学4年生のソフィア・マシチェンコさんは2年半ほど前、ウクライナの首都キーウから市内の大学に留学生として入った。母からの強い説得を受けて日本に避難してきた。月に2、3回、テレビ電話で家族と話すが、戦況によってつながらないこともある。侵攻が始まった3年前、激戦地ブチャに近い祖母の家は大きく壊された。軍隊に入った大学の友人1人も犠牲になった。ソフィアさんは心に大きな傷を負った。避難して以降、日本でさまざまな支援を受けてきたソフィアさん。母国の状況を知ってもらうためのイベントなども開いてきた。今はアルバイトで生計を立てていて、今後も日本で生活したいと考えている。ソフィアさんはこの春の卒業を前に就職活動もしてきたが、決まらなかった。5月には今のビザが切れるため定住ビザを申請していて、アルバイトをしながら就職先を探すことにしている。ソフィアさんは、ウクライナの実情をこれからも伝え続けたいと考えている。

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9日 カナダ与党・自由党 新党首にカーニー氏選出

9日、カナダでトルドー首相の後継を選ぶ与党自由党の党首選挙が行われて、中央銀行の総裁を務めたカーニー氏が新たな党首に選ばれた。日本時間の未明、カーニー氏が新しい首相に就任した。カーニー氏は関税措置で圧力を強めるアメリカのトランプ大統領を名指しで激しく非難し、報復関税などで対抗していく姿勢を強調している。一方、アメリカのトランプ氏は「カナダはアメリカの51番目の州になるべきだ」などと、繰り返しカナダを挑発している。85%を超える圧倒的な支持を集めて当選したカーニー氏が、トランプ氏とどう対じしていくのか注目される。

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11日 中国 全国人民代表大会 閉会

11日、中国で開かれていた全国人民代表大会が閉会した。中国はことしの経済成長率の目標を5%前後と定めたが、経済が減速する中、かなり高めの目標ではないかと専門家は指摘している。中国では、不動産不況の長期化などを背景に内需の停滞が続いていて、若者の失業率も高い水準で推移している。中国政府は積極的な財政出動などを通じて景気を下支えする姿勢を打ち出したが、経済の減速を食い止めるのは容易なことではない。一方で、中国は国際協力は強化していくとしている。

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中国 若者の結婚観に変化

全人代で大きな課題として取り上げられたのが、少子化問題。中国の人口推移グラフを見ると14億人という巨大な人口を抱える中国だが、3年前から人口が減少に転じている。国連の世界人口推計の報告書によれば、2024年の中国の人口は14億1900万人だが、30年後の2054年には、12億1500万人にまで減少し、2100年には6億3300万。経済が減速する中、先行きへの不安から結婚しない若者が増えている。去年、婚姻を届け出たカップルは、ピークだった2013年の半分以下と過去最少となった。北京にある公立の大学の婚礼サービス管理学科の講義。結婚式をいかに盛り上げるかの授業が行われていた。大学には去年、結婚生活管理学科も新設され、結婚や恋愛に役立つノウハウのほか、若者の結婚への意識をいかに変えていくかまで学習する。内陸部の湖南省長沙の中心部。去年できた婚育文化街。政府は結婚の支援に本腰を入れているが、若者の間には、結婚を前向きに考えられないという声も根強くある。北京の医療機関に勤めているキキさん。親世代の結婚観とのギャップに悩んでいる。これまで当然と考えられてきた中国の伝統的な結婚への考え方に違和感を抱いている。中国では結婚する際に、男性側が女性側に高額な結納金を払う文化が今も根強く残っている。結婚相手に負担をかけたくないというのがキキさんの考え方。結婚の必要性を感じなくなった人もいる。中国の1人っ子は“小皇帝”とも呼ばれ、小さいときから甘やかされて育ってきたとされている。最近では就職を諦め、親に頼って状況が変わるまでじっと待って生活する“寝そべり世代”と呼ばれる人まで現れている。政府は1人っ子政策を9年前に廃止して2人まで産めるように緩和し、4年前には3人目の出産まで認めた。ただ、少子化に歯止めはかかっていない。つい最近まで日本の一部のシンクタンクは、中国がこのまま経済成長を続けていけば2030年代半ばには、GDP(国内総生産)で中国がアメリカを抜いて世界で一番になると指摘していた。しかし最近の分析では、少子化などが影響し中国がアメリカを抜くことはできないと指摘されている。

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