正式に大統領候補に選出されて以降、連日激戦州での演説を行っているハリス副大統領と副大統領候補のワルツ氏。その中でミネソタ州知事を務めるワルツ氏が語った教訓「自分のことは自分で」が支持者から共感を呼んでいる。この発言は大統領選の争点である人工妊娠中絶について、2022年にその規則を各州に委ねる判決が出た事を批判する意味が込められている。また、共和党のトランプ氏とバンス氏に対して「トランプ政権下では暴力犯罪が増加した」「バンス氏は中流階級じゃない」と発言。2人を表した「奇妙」という独特な言い回しの皮肉がSNS上で話題となり、メディアでも取り上げられるなど、大きなトレンドとなった。ワルツ氏はネブラスカ州で育ち、17歳で州兵となり、その後に高校の地理教師、アメリカンフットボールのコーチも兼任した。2018年、ミネソタ州知事に就任後は中間層を支援する政策を推進。そんな彼の最大の武器は庶民的な人柄にある。ハリス副大統領が副大統領候補就任を依頼した時の動画のワルツ氏はラフなTシャツ姿で受け答えをしている。また、自身のSNSで娘と絶叫マシンを楽しむ姿を公開するなど、その親しみやすさが支持されている。ワルツ氏という新たな相棒を得て選挙戦を戦うハリス副大統領。そんなハリス副大統領を支持する声がSNSを中心に若者の間で広がっているという。