全国的に危険な暑さが続いたこの夏。日本の平均気温は平年と比べて1.76度高く、去年と並んで統計を取り始めてから最も高くなったことが分かった。体調を崩すケースも相次いだ。熱中症で病院に搬送された人は、4月末から先月25日までに8万3000人余り、去年のほぼ同じ時期と比べ、5200人余り多くなっている。東京大学・先端科学技術研究センター・中村尚教授は「ことしの暑さも異常気象といって差し支えない」とコメント。新たな暑さ対策に取り組む企業も。かき氷が提供されているのは、建設現場。一方、鹿児島県のカンパチの養殖場では猛暑などの影響で水温が上がり、食べる餌の量が減っていて、成長への影響が懸念されている。