来月12日の母の日に向けて、北九州市の農家ではカーネーションの出荷が始まっている。北九州市小倉南区では、3軒の農家がカーネーションを生産していて、このうち奥野正也さんの農業用ハウスでは赤やピンクの約1万6000株が栽培されている。出荷は先週から始まっていて、今日も朝から色ごとにラベルをさしたり、花や葉を整えたりして出荷の準備が行われていた。奥野さんによると「今月は日照不足だったため、ハウス内で花にライトをあてて生育を促し、出荷の時期に間に合わせた」などとコメントしている。母の日に合わせて見頃となるよう、多くが蕾の状態で出荷される。奥野さんのカーネーションは小ぶりで花の数が多いのが特徴だということで、他の花と組み合わせて楽しんでほしいとしている。カーネーションは九州のほか、中国地方にも出荷されるという。