イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦を受けて、パレスチナ自治区ガザ地区で北部への住民の帰還が認められ、多くの住民が移動を開始した。イスラエルとハマスの間で発効した停戦合意では、停戦や人質解放のほか、避難していた北部住民の帰還も含まれていて、当初は25日に帰還が始まる予定だった。人質解放をめぐりイスラエル、がハマスに対して「民間人を優先して解放する」との合意を守っていないと反発して、北部地域の封鎖解除を遅らせていた。ハマスが新たに民間人の女性を含む3人を解放することに同意したため、イスラエル側も住民の移動を認めることに踏み切った。ガザ地区北部へは、およそ65万人が帰還を予定しているとみられている。