創業101年、オーダースーツSADAの佐田展隆社長自らが雪山やサーフィンなど体当たりで挑戦する動画が大バズリしている。東京マラソンにもスーツ姿で臨み完走し、転んでも自社スーツの製品が高品質かを証明している。1923年の創業し2004年から下請けから直販になりオーダースーツ初回発注1万9800〜（税抜き）で人気を博し全国46店舗を展開。しかし、コロナ禍のリモートワーク普及でスーツ需要激減、7店舗が減少するも動画が話題となり今年過去最高収益42億円を記録した。2011年の東日本大震災でオーダースーツSADA 宮城工場が被災、業績悪化で宣伝費もなく頭を抱えていた頃富士山が世界文化遺産に登録され話題沸騰となり社員からの「話題の富士山にスーツで登頂したらウケます！ビジネススーツのイメージを壊そう」などの意見にビジネスバッグと革靴で登頂、動画で購入者が増加し新規客の約5割がリピーターになったという。佐田社長は「死んだ祖父から迷ったら茨の道を行けと幼少期から叩き込まれていた」と体当たりを続けているということ。社長は50歳で体型と体力維持が必須のため夕飯は炭水化物抜きで毎日筋トレを体脂肪11％キープ、今後の目標について「オーダースーツの敷居を低くして日本のビジネスパーソンのスーツ姿が世界で評価されてほしい」とエベレスト登頂も目指すとしている。