サウジアラビア・リヤドで行われる高官協議にアメリカからはルビオ国務長官ら、ロシアからはラブロフ外相らが出席する。ロシア側は協議ではウクライナ和平が主な議題になるとし、米ロ首脳会談の準備についても話合うとしている。一方、ウクライナのゼレンスキー大統領はこの高官協議にウクライナ側は参加しないことを明らかにし「ウクライナ抜きのいかなる交渉も結果を生まない」と訴えた。また、ドイツの公共放送の番組で、「アメリカはプーチンを喜ばすために都合のいいことばかり言っている」などとトランプ政権に対する不満を表明したということ。こうした中、フランスではヨーロッパの首脳らによる緊急会合が開かれた。米ロ主導への危機感を募らせていて、和平に向けどう関与していくか話し合われたと見られるが、戦闘終結後の分派遣をめぐり立場の違いが浮き彫りになった。イギリスのスターマー首相が軍の派遣に前向きな姿勢を表明する一方、ドイツのショルツ首相は舞台派遣の議論について「不適切」と発言した。ヨーロッパ内での足並みの乱れがあらわになっている。