北朝鮮のキム・ジョンウン総書記がジュエ氏とみられる娘を伴い、専用列車で訪れたのは、平壌近郊の港町・南浦。新型駆逐艦の進水式が行われた。対空ミサイルなどの武装システムを備えた5000トン級の駆逐艦で、400日あまりで造船されたという。キム・ジョンウン総書記は、世界のどの水域にも進出して敵国の侵略を牽制すると強調した。キム総書記の妹・与正氏も我が子とみられる児童と手をつないで式典会場を訪れた。子どもを伴う演出の裏には、未来世代の安定と繁栄を保証する指導者を印象付ける狙いがあるという。3年前に初めて公開されて以来、様々な場所に同行しているジュエ氏とみられる娘。12歳前後とみられるものの、身長170センチとされるキム総書記と同じくらいにまで成長している。すでにキム総書記の後継者とも指摘されている。先月、平壌に誕生したニュータウンの竣工式では、積極的に住民と会話をするなど交流し、ジュエ氏とみられる人物が単独で映るシーンもあった。このような演出は初めてのことで、国民に、娘が後継者であると吹き込む意図があるとみられるという。