北朝鮮の金正恩総書記は軍の創建記念日にあわせて国防省を視察し、「核戦力を高度化していく方針」を表明した。北朝鮮メディアによると、金総書記は軍の創建記念日だった一昨日、国防省を視察に訪れた。視察にあわせて演説を行い、「アメリカ、日本、韓国の同盟体制は朝鮮半島の軍事的不均衡を招き、我が国の安全環境に重大な挑戦を持ち出している」と指摘した。そして、「平和と安全を保証するため、持続的な対応策を講じる」と主張した上で、「核戦力をより高度化する方針」を示した。一方、ロシアとウクライナの戦闘にも触れた北朝鮮の金正恩総書記は、「ロシアに敗北を与えようとするアメリカや西側諸国に深刻な憂慮」を表明した。さらに、「主権と領土を守るためのロシア軍の偉業を変わることなく支持する」と強調した。北朝鮮はロシアと急速に関係を強化していて、ロシアに1万人以上の兵士を派遣したほか、韓国メディアは韓国情報機関の話として、去年、数千人の労働者を送ったなどと伝えている。