韓国の大統領選挙が、きょう投開票日を迎える。今回の大統領選挙は去年12月に非常戒厳を宣言した尹錫悦前大統領の罷免に伴うもの。韓国ギャラップの世論調査では、最大野党である共に民主党の李在明が45%、国民の力の金文洙が36%、改革新党の李俊錫が10%。注目なのが各候補の日本に対する姿勢だ。2019年には日韓関係が悪化し、日本製品の不買運動が広がったこともあったが、尹前大統領は就任以来、日韓関係の修復を推し進めてきた。若者の町であるホンデでは、日本のアニメを扱うイベント会場の去年の売り上げは、前の年に比べて倍増した。さらに、テレビでは長い間自主規制されていた日本語の歌が去年から放送されるようになり、日本の歌手が韓国の番組に出演することもある。日本人に対する好感度は過去最高の47%。支持率トップを走る李在明候補は、過去に日本を敵性国家と表現し、対日強硬派としても知られている。大勢は早ければ今夜にも判明する見通しで、新たな大統領はあす就任式を迎える。