アメリカ・ニューヨーク・マンハッタンの渋滞税について。マンハッタンの60丁目より南に入る車に15ドル課金する取り組みで、渋滞が減り環境が良くなり年間1500億円の収入が見込まれ地下鉄の改修工事などに使う予定であった。州議会を通り課金するためのセンサーなどもできたが、キャシーホークル知事はこのまま渋滞税を施行すると予期せぬ事態が起きるリスクが高いとし、交通当局に無期限中止を指示したという。商業用不動産の空室率は20%超で、今週ブロードウェイ通りの有名な高層オフィスビルが10年前に比べ70%値下げして売れたとのニュースもあり、経済がぐらつくのを懸念したのが原因の一つだと思われる。