きのう都内の青果店にならぶ白菜の値段は1個648円(税込み)。白菜高騰は飲食店を直撃。白菜の卸値価格は先月26日時点で349円と平年の約4倍、先週末には122円まで下がったものの平年の約1.3倍。異例の暖かさによって起きた白菜の育ちすぎ。都内の農家によると本来であれば冬の白菜は11月下旬から収穫が始まり3月中旬まで出荷、4月以降は東北地方からの白菜に切り替わる。しかし今シーズンは育ちすぎてしまったため、10月末から出荷が始まり、1月上旬で出荷が終了する事態に。そのため東北の産地に切り替わるまでひと月以上品薄になっていた。キャベツも高騰。産地では異変が。畑では大人の拳ほどしかない小さなキャベツが多く見られる。今後大きく育つことはないため全て廃棄される。鈴木農園によるとこの生育不良は2月と3月の気温の乱高下が原因ではないかと推測する。キャベツをたっぷり使う人気店にも影響、値上げも検討しているという。