- 出演者
- 古谷敏郎
オープニング映像。
気象情報を伝えた。
成田空港はターミナルの建て替えや滑走路の増設など計画があり大きく変わろうとしている。滑走路の増設に伴い、予定地の千葉・芝山町は住民が移住して地域が失われることになる。芝山町・中郷地区では明治時代から多くの住民が農業で生計を立てきた。この地区で生まれ育った小川総夫は滑走路建設のため今年1月に県内の別の場所に移住した。明治42年に建てられた実家の古民家は移設して残したいと考えている。地域の歴史を後世に伝えようと、地元住民や町では専門家グループとともに記録したり歴史的文書を集める活動が始まった。かつて空港建設に対して激しい反対運動“成田闘争”が行われた。昭和30年代に土地を開墾し反対運動にも携っていた農家・戸村好夫(92)は「当時は空港より農地のほうが大事だった」と話す。戸村も来年この地を離れる。長野大学・相川陽一教授は「地域の風景や景観が変わっても、これから生き続ける人や子孫に記憶を記録にして継承していく手がかりになる」と話す。
神奈川の話題。先月から横浜ユーラシア文化館で始まった特別展「思い出のチマチョゴリ」。今年、横浜市と韓国の仁川広域市がパートナー都市提携15周年となるのを記念して開催された。企画した横浜ユーラシア文化館副館長・伊藤泉美さんが案内。チマチョゴリは2000年もの歴史があるといわれている。時代によってデザインが変わっている。チマチョゴリの体験コーナー、チマチョゴリが紹介されているエリアへ。企画展で紹介されているロジェスンさんの自宅を訪ねた。横浜市で生まれ育ったロさん。日頃からルーツである韓国の文化を大切にしていると言う。部屋にも韓国の伝統デザインが取り入れられている。チマチョゴリを着る機会も大切にしている。生まれ育った日本の文化とともに韓国の文化も大切にしていきたいと話すロさん。娘の成人式の時にはチマチョゴリと着物も着たという。企画展は来年の1月5日まで開催されている。チマチョゴリの試着体験は開催日が決まっている。
ムード歌謡歌手・タブレット純さんと一緒に秩父銘仙の魅力に迫る。昭和5年に建てられた、ちちぶ銘仙館。中には着物がたくさん。「秩父銘仙」という織物を使ったもの。美輪明宏さんのモノマネ。古くから養蚕業が盛んだった秩父市。高級な絹織物だけでなく、高級品には使えない規格外の糸をより集め丈夫な布を織り上げた。柄には大きな草花の模様をあしらっているのが特徴。織り方にも特徴がある。秩父市産業支援課・篠原順一さんは「“ほくじおり”という技術ができたことで大量生産が可能になった」と話す。手軽なおしゃれ着として大正から昭和初期にかけて大流行した。歴史や工程をしっかり学んだ純さん。最後に体験学習に挑戦してみた。染料と型紙を使って縦糸を染める「捺染」という作業。出来上がったものはタペストリーのように部屋に飾ることができる。秩父銘仙は他にもさまざまな小物にもアレンジされて、手軽なお土産としても販売されている。秩父銘仙の着物はレンタルすることができる。
「さけとキャベツの柚子こしょう蒸し」の作り方。キャベツは細切り。甘塩ざけ塩を振り水気を切って、お酒をかけて、生臭さをとる。フライパンにキャベツを敷き詰め、さけをのせる。柚子胡椒、しょうゆなどで作った合わせ調味料をかけて、フタをして蒸す。細ねぎとごまをかけて完成。
次回予告。