政府がSNSにあげた給食写真に疑問の声が。葛飾区立西亀有小学校に取材をする。割烹着に三角巾姿で配膳をしている。給食はごぼうごまだれ丼、ちゃんぽんスープ、冷凍みかん、牛乳。政府のSNSの写真と比べると品数や量が少ない。今は先におかわりする。学校栄養士・大久保理恵子さんは「予算が限界。」などと話す。1食にかけられるのは1食あたり平均303円。長野県の給食センターはいつも通りの仕事の映像がインスタで大バズリ。学校給食歴史館館長・中島勝男さんは学校給食はそれぞれの学校の設置者が決めていると話した。県立の学校だと県が決める。明治時代お寺で始まったとされる給食も全国の学校で出される様になったのは昭和22年ごろ。昭和中期では給食の主食は小麦製品ばかりだった。お米が不足しアメリカ産の小麦を使ったパンの食文化が日本に普及。1970年代には日本の米が余る事態となり給食にお米を取り入れるようになると今では7割以上がお米になった。最近では自産自消のおかずもある。地元で取れたベニズワイガニを漁業組合が6年生にひとり一匹無償で提供している。漁師さんに食べ方や魅力を教わりながらいただく。宮城県・気仙沼市では国産のフカヒレが給食になっている。東京で最も給食に力を入れているのが給食を区役所のレストランで一般提供する足立区。本日の給食を試食した重松さんは「お魚のいい香りがしますね」などとコメントした。エビクリームライスは80年代に開発されたオリジナル給食。足立区民のソウルフードだという。東京23区では全ての小中学校で学校給食が無償化されている。全国で28%が無償化に進んでいる。