去年7月、南太平洋のバヌアツを初訪問したフランスのマクロン大統領。中国が南太平洋の資源開発、安全保障などで影響力を拡大していることに対し警戒感を示していた。南太平洋のソロモン諸島では2日、親中派のソガバレ前首相が率いる与党に所属するマネレ前外相が新たな首相に選出された。オーストラリアのシンクタンクはマネレ新首相について「西側諸国に対しそれほど攻撃敵機ではないものの、中国との緊密な関係は追求し続けるだろう」とした。さらに南太平洋では2019年にソロモン諸島とキリバス、今年1月にはナウル共和国が台湾と断交し中国と外交関係を結んでいる。こうした動きは今回暴動が起きたニューカレドニアでも。中国はニューカレドニアの独立を求める支持者の大半が先住民カナク人の政治団体に資金援助を行っているという。