- 出演者
- 萩谷麻衣子 大下容子 佐々木亮太 久保田直子 斎藤康貴 林美沙希 林美桜 杉村太蔵 手塚悠介
オープニング映像と挨拶。
オープニング映像。
アメリカ社会は分断が進み、暴力のハードルが下がっているとも言われている。2017年の連邦上下両院議員への脅迫は4000件、2023年になると8000件を超え、中には殺害予告もあったという。またシカゴ大学が今年6月に行った世論調査では、「トランプ氏の再選を阻止するためなら暴力が正当化される」と10.0％の人が答え、そのうちの3割を超える人は銃を保有している。一方で「トランプ氏を再選させるためなら暴力が正当化される」と6.9％の人が答え、そのうちの約4割は連邦議会襲撃事件に関わった人たちを「愛国者」だと考えている。この背景について、杉村さんらは「SNSを見ていると、非常に言葉がキツい。より良い結論を出すために議論がある」「自分の意見と異なる意見は受け入れない、陰謀だと考える風潮が強まっているように見える」などとコメントした。
パリオリンピックまであと9日。そこで番組では今だから知っておきたい“5つの史上初”に迫った。きのうから東京で始まった「太平洋・島サミット」。岸田総理は共同議長として参加しているが、そこには中国を念頭にした海洋分野での連携強化の狙いがあるという。パワハラ疑惑、おねだり体質を告発された兵庫県知事の問題で、亡くなった元県民局長が知事の音声データなどを残していたことが明らかになった。
昨日から3年ぶりに開催されている“太平洋島サミット”は18の国と地域の首脳らが参加し3日間の日程で行われる。共同議長を務める岸田文雄総理大臣は官邸でツバル・テオ首相、バヌアツ・サルワイ首相、ニウエ・タンゲランギ首相、パプアニューギニア・マラペ首相らと相次ぎ会談し気候変動の課題に協力して取り組んで行くことを確認した。また、今回のサミットで政府は中国を念頭に海洋安全保障での関係強化を図る狙いもある。近年、中国は多額の経済投資で南太平洋の島しょ国への影響力を強めている。中国・習近平国家主席はソロモン諸島・マネレ首相、バヌアツ・サルワイ首相らと相次いで会談、軍事的にも影響力の拡大を図っている。太平洋島サミットではあす参加しているすべての国と地域の首脳による会合が行われ岸田文雄総理大臣は首脳宣言と共同行動計画を発表する。
太平洋島しょ国地域とはオーストラリアの東に広がる島々のこと。そのうちの一つキリバスは中国と国交を樹立、ソロモン諸島は中国と安全保障協力協定を結び、ナウルも今年1月に台湾と断交して中国と国交を樹立するなど近年は中国の外交戦術が活発になっている。そんな中で日本がこの地域に力を入れている理由は、国連加盟国は国家規模に関係なく1票を持つため日本の政策にプラスに働く可能性がある。南太平洋はマグロ・カツオの漁場であること。台湾有事の際のシーレーンの確保。などが挙げられる。平洋島サミットは1997年に関係強化の目的で日本政府主導で始まった。日本は開発協力のため今後3年間で600億円以上の支援を行い海上警備に必要な警備艇などを供与するとしている。
パリオリンピック開幕まであと9日。7月14日フランス革命の記念日に合わせ、フランス・パリ市内に入った聖火は誰もが知るスポットを巡った。凱旋門をのぞむシャンゼリゼ通りから始まり、聖火はルーブル美術館の中にまで。モナ・リザの前でトーチキス。芸術の都らしい聖火リレーが行われている。時にはバレエを踊る人たちの間にも。公式マスコット・フリージュの特徴である三角形のフォルムはフランスを象徴しているのだという。
パリオリンピック・パラリンピックの公式マスコット・フリージュ。特徴は三角形のフォルムには大きな意味があるという。フランス革命を描いたドラクロワの絵画「民衆を導く自由の女神」で、女神も被っているフリジア帽がもとになっている。フリジア帽はフランスにとって自由の象徴。今大会では様々な初の試みが行われる。まずは26日に行われる開会式。これまではメインスタジアムが舞台となっていたが、史上初水上で行われる。6000〜7000人の選手が85隻のボートに乗ってセーヌ川を進み30万人以上の観客に見守られながら式典が行われる。ほかにも環境に配慮し、競技場へのペットボトルの持ち込みは禁止に。観客はマイボトル持参で給水所を利用することになり、史上初プラスチックゼロを目指す。そして男子マラソンが行われる日の夜、市民マラソンも開催。五輪レースと同じ日に同じコースで行われるのは史上初となる。今大会のメダルはリサイクルされた金属で作られていて、中心部はかつてエッフェル塔の一部だったものだという。フランスの高級ジュエリーブランド・ショーメ（CHAUMET）がデザイン。ジュエリーブランドによるデザインは史上初。
パリオリンピックで史上初の「50：50」。選手の男女比が初の同数となったという。100年前のパリ五輪では女子選手は4.4％（135人）だった。女子スポーツ“生みの親”アリス・ミリア氏を紹介。1919年に女子スポーツ協会会長に就任し、オリンピックへの女子種目の採用をIOCに直訴した。何度も却下されたが1921年に国際女子スポーツ連盟を設立し、1922年にはフランス・パリで第1回女子オリンピックを開催した。1928年のアムステルダム五輪ではついに800m陸上などの女子種目が採用された。それまではゴルフやテニスなどIOCが女性らしさとして許容できるとIOCが判断した協議のみで、陸上競技は「品位を下げる」などとして除外されていた。オリンピック全競技での女子の参加が実現したのが2012年ロンドン大会。萩谷さんは「男性のための大会であり、男性が認めた場合にのみ女性が参加できる大会だった。50：50になったのは大きな一歩だが、指導者は男性がまだ多い。女性指導者が増える環境が今後は重要」とコメントした。
7日に行われたフランスの議会下院にあたる国民議会総選挙では左派連合が最大勢力となり、与党連合は議席を大幅に減らし敗北した。選挙戦を指揮していたアタル首相は結果を受け、辞表を提出していたが16日マクロン大統領は内閣の総辞職を受理した。次の首相は決まっておらず、アタル内閣は当面暫定的に職務を続け、26日に開幕する五輪も担当するとみられている。アタル氏は1月に現在のフランスの政治体制で史上最年少の34歳で首相に就任したばかりだった。
全日空はきのう、手荷物や貨物を積んだコンテナを無人で運ぶ車両の試験走行を公開した。特定の条件のもとで完全自動運転となる「レベル4」の車両が国内の空港を走行するのは初めてで、10以上のカメラやセンサーが障害物などを検知する。航空業界では荷物の運搬などを行うグランドハンドリングと呼ばれる部門の人手不足が深刻で、全日空は来年中に羽田空港で実用化を目指している。
イタリアのトレント大学などの研究チームは15日、月面に200か所以上確認されている縦穴の1つが巨大な地下洞窟につながっていると発表した。洞窟につながる縦穴は1969年にアポロ11号が人類初の月面着陸をした「静かの海」に位置する。洞窟の長さは30～80メートル、幅はおよそ45メートルで、地表からの深さは130～170メートルと推定されている。研究チームは、激しい寒暖差などから身を隠す基地の場所として有望だと指摘している。
大塚製薬はポカリスエットやオロナミンCドリンクなどを、11月1日納品分から値上げする。値上げ幅は8．8％～18．2％で、ポカリスエットのペットボトル500mlは税抜き150円から170円になる。原材料やエネルギーの価格高騰などによるもので、ポカリスエットの値上げは去年4月以来。
トヨタは認証不正が見つかった「ヤリスクロス」「カローラフィールダー」「カローラアクシオ」の3車種について、7月末まで生産を停止するとしていた。しかし国交省による捜査が続いているため、8月も生産停止を継続すると発表した。トヨタは5日、他の車種での新たな不正は確認されなかったとしていて、国交省は厳正に対処するとしている。また、マツダは不正があった2車種について国交省から基準への適合確認を受けたとし、あす以降生産を再開する予定だという。
コーナーオープニング映像
米テキサス州から中継。4年連続4回目、ことしはナ・リーグでの出場となった大谷翔平選手。第1打席はフォアボール。3回表ランナー1・2塁の場面で迎えた第2打席にライトスタンドへ飛び込むホームラン。オールスター通算8打席目で待望の初アーチ。日本人がオールスターでホームランを打つのは2007年にランニングホームランを記録したイチロー選手以来2人目。4回には初出場のカブス・今永昇太投手が登板し三者凡退に抑える好投。
米国のトランプ前大統領は共和党全国大会の2日目も会場に姿を見せた。共和党大会の会場から中継。2日連続のトランプ氏の登場は会場に集まる共和党員をまとめるのには十分すぎる演出となった。課題は反トランプ票の取り込みだが、党内の候補者選びで最後まで争ったヘイリー元国連大使らかつてのライバルが大統領選挙の勝利に向けてひと役買った。こうした融和を演出することで一枚岩の共和党を印象付けたい考え。トランプ氏は銃撃事件を機に対立から団結へとかじを切り始めていて、着実に共和党支配を強めている。
民主党のバイデン大統領はトランプ氏の銃撃事件後初めて大統領選挙に向けた演説に臨み、暴力を非難するよう改めて訴えた。バイデン氏は16日、大統領選挙の激戦州であるネバダ州ラスベガスで開かれた黒人団体のイベントで演説した。これまでの政権運営での実績をアピールしてトランプ氏が主張する政策を批判したものの、トランプ氏を民主主義の脅威として有権者に強く印象付けるような厳しい表現は避けた。