新居浜市に住む永田さんは、118段ある階段を駆け上がるトレーニングをしていた。キリマンジャロ登頂の世界最高齢記録は89歳。永田さんはそれを塗り替えることが目標で、登るキリマンジャロは、アフリカ大陸最高峰で標高は5895m。これまでに2度キリマンジャロに挑戦し、80歳を目前に登頂に成功した。頂上へは5日かけて登り、1日16時間かけて歩き続けることも。いまではキリマンジャロにも挑戦する永田さんだが登山を始めたのは還暦を過ぎてから。中学を卒業しすぐに働き始めた永田さんは、仕事一筋で1代で150店舗を超えるクリーニング会社を築く。転機となったのは9年前、知り合いに誘われて始めた登山で人生の新たな目標が見つかった。毎朝ストレッチなどを欠かさない。この日は傾斜が急な山に登りより実践的なトレーニングを積む。キリマンジャロを想定し、深い呼吸ができるように意識してのぼる。標高6000mでは酸素が平地の半分ほど。高山病になる恐れもあるが、それでも山に登るのは目標をもつことで力が出るという。