東京オリンピックでバトミントンの日本代表だった桃田賢斗選手が昨日、日本代表からの引退を発表。吹っ切れたような笑顔で臨んだ会見では「交通事故から苦しい事もたくさんあったが自分の中で思うプレーや試行錯誤をしてきたが世界一をまた目指そうという所まで行けないと思った」などと話している。桃田賢斗選手は2018年に世界選手権で初優勝するなどの成績を示し日本男子史上初の世界ランキングで1位を獲得。翌年は世界選手権を制し2連覇するなど国際大会で11回優勝し、ギネス世界記録にも認定され世界の頂点に上り詰めた。絶頂期の桃田選手を襲ったのは2020年に起きたマレーシアでの交通事故で右眼窩底骨折の大怪我だった。苦難を乗り越え2021年の東京オリンピックに挑んだが1次リーグで敗退。その後は2年連続で日本一になるもパリオリンピックの出場は絶望的となっていた。桃田賢斗選手は今月末の大会が代表としての最後の大会になるが競技活動は継続するという。