今月13日に発足した第2次岸田再改造内閣。過去最多に並ぶ5人の女性閣僚が起用された。岸田総理は記者会見で、女性議員の活躍促進が最重要課題、人事は適材適所と発言した。一方、副大臣26人と政務官28人の計54人は全員男性で、11人いた女性は改造後ゼロとなった。副大臣・政務官がゼロになるのは初。橋下は、「岸田さんは形だけ取り繕った。日本社会に女性指導者層30%を目指すとしているが、矛盾している」と述べた。松山は、「背景には、自民党内で本来副大臣レベルで入っておかしくない人が、今回閣僚として入り、副大臣の人数が足りなくなった。自民党の女性局のフランス研修の影響で、女性局関係者が入りづらくなった。派閥の推薦段階で、選挙が近いことを懸念する議員から遠慮したいという声があった」と述べた。橋下は、「事情があるにせよ、女性議員が少ない。事情があっても国会議員の半分が女性なら集められる。クオータ制には反対意見もあるが、枠を作らないとこんな状況になる。比例代表制の候補者を、小選挙区で落ちた人ではなく、全員女性にするぐらいやるべき」と述べた。