1869年、東京で一早くパン屋を創業したのが木村安兵衛。西洋化が進む中、パンに注目。課題は酵母だった。たどり着いたのは、酒種。店では今も専門の職人が作っている。酒種では思うような膨らみにならず、酒饅頭に目をつけて、あんこをつめて誕生したのがあんぱん。作家・生活史研究家の阿古真理さんは、あんぱん無くして日本のパンは無いと語る。和菓子の特徴の1つは、四季を取り入れること。そこで、桜の塩漬けを乗せた。1875年に明治天皇にあんぱんを献上したことをきっかけに、あんぱんが全国に知られた。1904年、今度は洋菓子のシュークリームに影響を受けて、クリームパンが誕生した。江戸時代に創業した果物店は、1868年日本橋に店を開いて新しいパンとして、フルーツサンドイッチを提供した。その後、1930年代にはメロンパンが登場した。日本独自の甘いパン、菓子パンによって日本にパンが広まった。
