金継ぎは漆を接着剤に割れた器を修復しさらに継ぎ目に金粉などをまいて装飾する技法。室町時代に誕生したと言われている。コロナ禍以降、自分で金継ぎに挑戦したい人も増加しており雑貨店で売っている金継ぎセットは大人気。大ブームの金継ぎだがその裏には繊細な職人技がある。欠けた部分が元の器の形になるまで薄く埋めては乾かすという工程を繰り返す。傷が深いとこの作業が一番時間がかかる工程だという。本来捨てるはずの製品に新たな価値を与え再生することをアップサイクルと呼び、SDGsの時代だからこそリサイクルからアップサイクルへという考え方がさまざまな分野で注目されている。