自動ドアを通る人の服装の違いでセンサーの反応が変わるという。黒や暗い色の服、ウールやレーヨンなどの赤外線を吸収しやすいものはかつて、誤作動を起こす要因だった。素材による波形の違いを認識することで、服装による誤作動を解消した。人が横切るたびにドアが開く現象を解決したのがカメラ付きのセンサー。赤外線と画像認識を組み合わせることで人の動きを判断する。また、画像認識を行なうセンサーは早足で入口に向かった際にドアの開閉が遅れる問題も解決している。こうしてドアの無駄な開閉を減らすことで空調を効率化して省エネにもつながる。
オプテックスは1980年代からは海外にも進出して現地のニーズに対応する開発も続けてきた。国土の広い北米ではスライド式の自動ドアだけでなく、スイング式の自動ドアが多く使用されている。スイング式の自動ドアでは2枚のドアの内側と外側に合わせて4つのセンサーがついている。スイング式の場合、センサーが検出するエリアはドアの動きに合わせて移動する。これはドアが開く際に内側にいる人を検出し、ドアの動きを制御する必要があるため。センシング技術で顧客の困りごとを解決する取り組みはオートロック解除でも。両手がふさがっていてもドアのロックを解除するシステムを開発した。スマートフォンのアプリにセンサーを連動させ、セキュリティーカードを出さずにドアを開けることが可能。オプテックスの設立は1979年。かつて防犯機器メーカーに勤めていた創業の小林徹さんは郡司や宇宙開発用途で研究が進んでいた「遠赤外線技術」と出会った。赤外線センサー技術の量産を目指しベンチャー企業を立ち上げた。1980年、世界初の遠赤外線利用の自動ドア用センサーを発売した。また、自動ドアセンサーと並んで創業当初から開発に力を入れてきたのが防犯用センサー。
オプテックスは1980年代からは海外にも進出して現地のニーズに対応する開発も続けてきた。国土の広い北米ではスライド式の自動ドアだけでなく、スイング式の自動ドアが多く使用されている。スイング式の自動ドアでは2枚のドアの内側と外側に合わせて4つのセンサーがついている。スイング式の場合、センサーが検出するエリアはドアの動きに合わせて移動する。これはドアが開く際に内側にいる人を検出し、ドアの動きを制御する必要があるため。センシング技術で顧客の困りごとを解決する取り組みはオートロック解除でも。両手がふさがっていてもドアのロックを解除するシステムを開発した。スマートフォンのアプリにセンサーを連動させ、セキュリティーカードを出さずにドアを開けることが可能。オプテックスの設立は1979年。かつて防犯機器メーカーに勤めていた創業の小林徹さんは郡司や宇宙開発用途で研究が進んでいた「遠赤外線技術」と出会った。赤外線センサー技術の量産を目指しベンチャー企業を立ち上げた。1980年、世界初の遠赤外線利用の自動ドア用センサーを発売した。また、自動ドアセンサーと並んで創業当初から開発に力を入れてきたのが防犯用センサー。