イスラエル軍は、パレスチナ自治区ガザ地区南部の一部地域で、人道支援物資の輸送のため軍事活動を一時停止すると発表した。イスラエル軍は、ガザ地区とイスラエルとの境界にあるケレム・シャローム検問所から中部のハンユニスにつながる主要道路で、午前8時から午後7時まで軍事活動を一時的に停止すると発表した。人道支援物資の搬入を促すためだとしている。一方で、イスラム組織ハマスの残党を殲滅するため、ラファでの作戦は継続するとしている。イスラエル軍が軍事作戦を続けるなか、国連は食糧不足がガザ北部だけでなく南部も深刻になっていると警告している。イスラエルは、攻撃の一時停止で人道支援への配慮を示すことで国際社会の批判をかわす狙いがあるとみられる。