現地25日、両陛下が滞在されているホテルへとお出迎えに現れたのはウィリアム皇太子。ウィリアム皇太子がかけた「おかえりなさい」という言葉はお二人の留学経験を念頭に置いたもの。陛下は、1983年から2年間、そして皇后雅子さまは外務省在籍当時それぞれ、英国・オックスフォード大学に留学されていた。皇后さまがお妃候補とされていたのもこのころ。この時から実に35年もの時が経過した。その後、歓迎式典会場でチャールズ国王夫妻に出迎えられた両陛下。式典の間陛下はチャールズ国王と皇后さまはカミラ王妃と何度も言葉を交わし笑顔を見せられた。その後、無名戦士の墓があるウェストミンスター寺院などを訪問し、いよいよ晩さん会出席のためドレスに着替えられた皇后さま。待ちわびた一人ひとりに手を振り車の中からも沿道の歓声に応えられた。晩さん会ではチャールズ国王が日本語を披露。すると、陛下もユーモアを交えたスピーチをされ会場を沸かせた。こうした和やかな晩さん会の中でカミラ王妃が手にしていたのが佐賀錦のハンドバッグ。この日、皇后さまがプレゼントされたものだった。英国の各紙も両陛下や国王夫妻の写真入りで昨日の歓迎式典や晩さん会の様子を報じている。