地域の放送局とつなぎ地元のニュースをより詳しく伝える。今回は福井局から中継でお届け。福井・小浜市では4年前に4つの小学校が1つに統合され、それまでは学校単位で地域の大人たちと交流うの機会があったが統合により学校と地域の結びつきが少なくなったとの声があがっていた。こうした声をうけ小学生が地域との結びつきを守ろうとある取り組みを始めた。小浜市の国宝・明通寺の寺の境内の一角にあったのはカプセルトイの販売機。このガチャガチャには地域の魅力が描かれた10種類の缶バッジがそれぞれ入っている。このバッジを作ったのは小浜美郷小学校の4年生の生徒たち。住民と触れ合う機会を増やそうと4年生たちが考案し必要なお金集めやデザインまで自分たちの話し合いで決めてきたという。バッジに4地区の宝を描くことにした子供達は、コウノトリの生息を学ぶため地区の大人たちを訪ねるなどした。完成した缶バッジは地元のコミュニティーセンターなど8カ所で販売されており、全種類揃えるには全ての販売機を揃える必要があることから「美郷すごろく」と名付けられた。地元の事業所の協力もあり、全て集めるとお米や塗箸などの豪華景品ももらえるという。自分たちが手掛けた缶バッジをどう広めるか、4年生たちは販売機を設置した場所をまわりこれまでの活動を報告し、バッジを集めてほしいと改めて呼びかけた。子どもとの交流が増えた地元の人からも好評となっている。カプセルトイは1回200円で利用でき、売上は地区の活性化のための寄付金にあてるとのことで、今月25日まで販売される予定で今月8日には6名が全種類を集めたとのこと。